自動車保険 事故が起きたら

　振り向いてみると、クルマの左側に自転車がぶっかって、おじさんが倒れていた。

　大丈夫ですか?、ケガはありませんか?　と声おかけましたが、おじさんは大丈夫と答え、その場を去ろうとした。

しかし、Aさんはクルマもへこんでいたので、すぐ警察に連絡した。

警察が来て両方から状況を聞きとった後、ケガもないから物損事故で処理する、あとは両方で話し合うようにと言い残して行った。

この事故は、車道を走ってきた自転車が、止まっているクルマの後ろ衝突したものだった。

おじさんは、クルマが駐車場へ入っていくものと思っていたと話していた。

ところが次の日、おじさんの息子と名乗る人が、おじさんがケガをしているのに何の挨拶もないと抗議の電話を受けた。

Aさんは、事故の状況を説明したが、相手はまったく聞いてくれず、人身事故として警察に届けなおすと言って電話をきった。

突然意外な人が現れ意外な方向へ展開していったので驚いている。

とりあえず、このことを担当の警察に連絡した。

もしこの事故を警察に届けていなかったら、今頃は、まだ揉めていたかもと思うと届けておいてよかった。

本当ですよね・・・でも、よくある例です・・・

白いクルマが、後ろに止まっていた・・・

夜遅く、赤信号で停止していたAさんは、後ろに白い軽トラが止まっていたのをバックミラーで見ていた、のに・・・

信号が青に変わり、Aさんはクルマを発信して交差点に入ったとたん、右側から突然黒いクルマが飛び込み、その瞬間、ドカーン !

ああ ! !

　Aさんは黒いクルマの横っ腹に衝突していた。

後日、警察に出頭したとき " 信号は本当に青でしたか ? " と聞かれた。

警察から相手も信号は青だった主張していると聞かされ　驚た。

" そんなバカな " と言っても、証明するものがない・・・、一瞬　真っ暗

そのとき思い出したのが、交差点で自分の後ろに停止していた白い軽トラのことだった。

あの時、運転者の名前と電話番号を聞いておけばよかった・・・?

軽トラの運転者は事故のとき現場付近でしばらく状況を見ていたが、走り去っていった。

今になっては、何も分からない。

　　前回の事故を起こしてしまったらを参考に　　詳しくは・・・⇒

まず、現場で何をするか ?

万一事故が起こったら、相手がいる、いないにかかわらず、必ず警察に連絡する、ちゃんと手順を踏んでおくことが大切ダ !

では、どうすればよいのでしょうか ?

参考になった本を紹介します・・・ 自動車保険に関する本・・・⇒

　まず、ちゃんと手順で対応すれば、あわてる心配は要らない
事故直後は動転し興奮しています、何をするか、冷静になって対応するのは難しい。
どんな事故でも警察にとにかく届けてあれば、後で、ああしておけばよかったとあわてたり、うろたえたりする心配もありません。
事故現場では、すべき手順があります、きちんと踏んでおくことをお勧めします。
その手順とは
１．二次事故防止処置

衝突したクルマを現場に止めておくのは危険です。

交差点や道路中央からクルマを道路脇に寄せて二次事故の防止をします。

(交通法第７２条にジライバーの義務が規定されている)

２．けが人を救助する

３．警察に連絡する

４．目撃者を探し氏名、電話番号、などを聞いておく

５．事故の相手の氏名、電話番号、クルマの番号を確認する

６．両方のクルマの写真を撮る

７．口約束やその場での示談は絶対にしてはいけない

　　　これらを怠ると後でトラブルの原因になることがある